皆さんこんにちは。日本アートの稲尾です。
片付けが大詰めを迎えてきましたので近況報告を交えながらご連絡いたします。
電話線等の撤去

本日電話線の撤去とそれに伴い電話機やコピー機などを撤去しましたので、今後弊社には電話とFAXが届きません。
主にメールと電話で様々なお問い合わせをいただいておりますが、今後は電話とFAXをされても弊社には届かなくなりますのでお気をつけ下さい。
何かしら弊社と連絡を取りたい方は、弊社HPよりメールにてお問い合わせください。
PCBの助成金交付決定
8月に申請していたPCB助成金ですが、不備を修正して再提出を行い以下の様な交付決定通知書なるものを頂きました。

なんとか10月に間に合ってよかったです。これで予定通り後片付けの業者さんに入ってもらえます。
決定通知書を受け取らないまま先に処分を始めてしまうと一切お金がおりません。
PCB助成金を利用予定の方はお気を付けください。
今の状態と今後の予定

まずは現在の状態についてお話しますが、写真の通りだいぶすっきりしてきました。
写真の場所では、残っている薬品類を処分するためにケミカルドラムを並べて移し替え作業を行っていましたが、日工さんの協力もあって、かなり薬品類の処分が進みました。
また、弊社は我々が引き継ぐ以前いろいろな事業を行っていたようで、片づけを進めるにつれてこれまで我々も使用したことのない古い設備(タンクやマス)が出てきています。
こちらも日工さんに協力していただいて内部に残っている内容物をバキュームで吸い取って処理していただいております。(毎週土曜日に来ていただいてありがとうございます。)


バキュームで吸い取るといっても、ただホース突っ込んで吸わせて終わりというわけでわなく、このように中に入って残った堆積物も吸わせていきます。(毎回ドロドロになりながら作業していただいてありがとうございます。)



この作業とは別に、10月に業者さんに入って頂いて片づけをするにあたって事前に提出や届け出が必要な資料の作成提出を各方面に対して行っております。
今後の予定(道筋)として、10月より業者さんに入っていただいて中に残っている設備の撤去を行い、これが終わると同時に工場建屋を引き払って廃業届を提出します。
弊社が廃業届を提出した段階で、120日以内に土壌汚染対策法に基づく土壌調査を行い県に報告しなければなりません。
ただし、弊社の場合は土地と建物にそれぞれ地主さんと大家さんがおり、弊社は大家さんとしか契約をしていないため我々が建屋を勝手につぶすわけにはいかず、土壌調査をしてくださる会社さんからは建屋があるとボーリング調査ができない旨を伝えられています。
何度も保健所に足を運んで今後の流れについていろいろと相談をしていますが、いろいろ調べてみてもこういった複雑な事例は先例がないのが実情です。
束の間の休息

現在、私は工場を畳むためにあちこちに駆け回っている状況ですが、久々にシルバーウィークで2日間の休みが取れたので、大学時代の親友に会うために岡山県真庭市にある湯原地域を訪れました。
彼に会うのは実に5年ぶりです。(最後に会ったのは2021年。)
彼とは大学からの付き合いで、大学時代は彼含めた複数の同期といっしょに近大サバゲサークルKUMAというサークルを立ち上げて、当時京都でCAMP大原というサバゲフィールドを作って運営していた関西学生BBS連盟に入れてもらい、毎月みんなでお金貯めてサバゲをしに京都までレンタカー借りて運転を交代しながら行っていました。とても懐かしい思い出です。
以前このブログで紹介した京都大学の先輩たちに出会ったのも、彼といっしょにサバゲサークルを立ち上げたのがきっかけです。
改めて振り返ってみても、近大福山高校を卒業するまでは本当に野球しか知らなかった私にとって、大学時代での彼との出会いは自分にとってこれまで全く知らなかった世界を知り、勉強がいかに楽しいものかを知るきっかけそのものだったと思います。
PCを自作する最初のきっかけを与えてくれたのも彼でした。
さて、そんな彼ですが今は真庭市と倉吉市で2つのお店を経営しながら、普段はお役所勤めをしています。
(彼の経歴については写真下の名前をクリックすると真庭市地域おこし協力隊のページに飛びますのでそこで確認してください。)
今回彼に連絡を取ったところ、私は休みですが彼は仕事でイベントをするという事で、
「なんでもええからウェーダーもってここにきて!」
といわれ、言われるがままウェーダー持っていくと、そこでは”オオサンショウウオを観る”イベントが開催されていました。


私はオオサンショウウオをまじかに見たことはなかったのでラッキーだなと思いながら、ウキウキで彼といっしょにスタッフとして参加させてもらいました。(当会の皆さん、快く受け入れてくださってありがとうございます。)
イベントが終わった後は彼が経営しているお店を案内してくれることになりました。
まずはその第1店舗なのですが、、、知る人ぞ知る、「ドラゴン射的場」です!

このお店は彼の趣味で魔改造されている射的場なのですが・・・

にしても、武器庫感出しすぎやろ!www
そして2件目は、KURAYOSHI.exeです。

このお店は彼が経営しているふたつめのお店で、サブカルチャーカフェバーといってアニメやゲーム、VTUBER好きの集まるバーとなっていて、共同経営者であるボクセルさんがマスターとして活動されています。
お店に入るとすでに満席だったのですが、どうやら次の日(9月21日)に倉吉パークスクエアで開催されるオールジャンル同人作品即売会”クリエイターズギルドフェスティバル7in倉吉”というイベントの関係で来客が増えている様子。

親友も次の日にこのイベントに参加するとのことだったので、なら私もひと晩泊めてもらう代わりに会場準備手伝うわということで、次のお客さんが来たタイミングでお店を出て就寝することに。

21日の早朝、親友の自宅で起きてカーテンを開けて周りを見渡すとあたり一面山ばかりでぽつぽつと民家があるくらいでした。
夜の間は暗くて見えていませんでしたが、めちゃくちゃド田舎です。(私は母の実家が山奥の家だったのでこういうの好きです。)

さて、倉吉パークスクエアにやってきました。
私はここに来るのは初めてなのですが、はじめてきた場所ではじめて出会った人たちといっしょに会場設営をします。


テーブルと椅子とパネルを移動させて並べるだけなので設営自体はラクちんです。

私は生まれてこの方同人誌を購入したことがなく絵心はないので、私から見れば出展されている皆さんはイラストを描くのが非常に上手ですね。
普段めっきを行う中である意味金属製品のデザインの一部を担ってきた身ですが、私がしていることを絵に例えると、私は常に引き算をして不必要な線をひたすら消していく側ですので、かわいいキャラにするためにはどこにどんな線を足せばいいか?というセンスは私にはないものなので感心させられます。
中にはドールと呼ばれる人形を出店されている方々もいて、ドールの髪の毛がめちゃくちゃ綺麗だったので素材について聞いてみるとナイロンを使われているとのことで、私も趣味の釣りをするのにナイロンラインやPEラインなどを使いますので、昨今の樹脂業界の動向についての話でかなり盛り上がってしまいました。
さて、会場準備を手伝ったお礼といっては何ですが、運営さん側から近くのラーメン屋さんの割引券を頂いたので、みんなでおひるごはんにラーメンを食べに行くことに。

やってきたのは倉吉市で有名なラーメンつばささんです。
そしてなんと、私が頼んだのは、、、

まさかのラーメンではなくトンカツダブル定食!ww
どうも常連さんは結構これを頼むらしいんですよね。実際、食べてみたらめっちゃうまかったうえに値段もかなり安かったです。
倉吉に来るならここでトンカツ食べるのおすすめです。
久しぶりに親友に会って、5年分の積もる話をしてまだまだ話したい事、聞きたいこと、たくさん残っていますが、今回はここでタイムリミットです。
毎回会うたびに私の知らない世界を見せられていますので、次に会うときは何を見せてくれるのか楽しみが増えました。
石橋、ありがと!
おわりに
さて、1泊2日旅の話も終わったところで今回は弊社が過去に解決した事例を基に、めっきをした後の事について少しお話をしようと思います。
過去に弊社で請け負った仕事の中で、他社をいろいろ回ったが、どこで何度やり直してもクロムめっき行うとめっきが剥げるのでどうにかしてほしいという依頼を受けた製品がありました。
その時にいただいた実際の写真がこちらです。


写真を見たらめっきが剥げているのは一目瞭然ですよね。
よくよく話を聞いていくと、実はこれ形状としては四角い立方体のものなのですが、めっき後に寸法出しのために物理切削加工をしたところ(赤線の面)、ほぼ全ての個体でこの写真の様にめっきが剥げてしまって良品が取れず困っているのでどうにかしてほしいという事でした。
そこで、他社さんで既に処理して不良となっているものを弊社に持ち込んでいただき、弊社でいったんめっきを剥がしたあとで再めっきを行い、同様に物理切削加工したものが下の写真になります。


使用したカメラや光源といった撮影環境の違いによる色味の違いはありますが、上の写真の様にめっきがベロベロにめくれていないのがわかりますよね。
はっきり言います。
めっき屋さんの立場から言えば、基本的にめっきを行った後に物理切削加工を行うのは、禁忌行為であり、品質補償対象外です。
なぜなら、切削を行って発生する切子にもめっきがひっ付いているわけですから、母材の鉄より粘りの強いめっき被膜が削り飛ばされた切子に引っ張られて引きはがされてしまうのはこの世の物理法則として当たり前の事実だからです。
弊社が事業を終了した今、こういった基本的にやったらアカン事してる事例に関してはどんなに探し回っても問題を解決してくれるめっき屋さんがいないものと思います。(まともなめっき屋ほどこういうアカン事例は請け負いません。)
これまでに何度も申し上げておりますが、たとえ相手が元顧客であったとしても、我々は自分たちがこれまでに時間とコストをかけて培ってきためっきの技術的な情報をタダで他者に教える気はありません。
なぜなら、既にきちんと我々に顧問契約を申し出られて顧問料を支払ったうえで助言してくださいという会社さんがいる今、こういった技術情報をタダで譲るのは不公平になりますし、社会通念上非常に良くない事だからです。
我々とてそんな法外に高額な料金を取るつもりはありません。
我々に顧問料払って問題解決するのと、不良と再生産を繰り返して何十万、何百万もの金と顧客からの信用を同時に失うのと、どちらを選ぶかって話だと思います。
どの道を選ぶのかはその会社さんの経営陣が自由に判断して決めればよいことなので私は一切口をはさみませんが、いくら提供を求められても我々は納得できなければ答えはしません。
論理的に考えれば、自社でめっきの設備や知見を持たれておらずめっきのことを全く知らない方がめっきで解決することは不可能ですから、めっき以外の自社でアプローチできる部分で対策を打って解決するのが最も現実的な解決策となります。
そもそも、めっきをした経験がなく私が説明してもきちんと理解されないことが多々あるのに、我々から聞き得た事をどう他所のめっき屋さんに伝えて再現してもらうつもりなのでしょうか?
大前提として、弊社のめっき設備環境だからこそできていたことを、弊社と違う設備環境で作業されている他所のめっき屋さんが同じように再現できる確証だってないんですから。
物を作ることに携わっている人なら誰しもが肝に銘じていることと思いますが、自分で苦労して得た知見や身に着けた技術というものは一生失われることはありませんが、楽してタダで手にいれた技術というのは結局身につくことはなく、知見が育たないのできちんと定着することもありません。
そうやって他人からパクったものを使って稼ぐとなれば、まさにそれはいっときの物にしかなりません。
社全体でこのようなインスタントな事を続けていては、いつまでたっても育つことも良くなることもなく、人も製品も時間とともに劣化して最終的には何も作れなくなるのがこの世の道理というものです。
いくら他人が苦労してオリジナルデザインした”もの”の人気や知名度や名声を借りたところで、それは貴方の実力ではないのです。
その点で言えば、同人誌を書かれている方々には一次創作として自分たちでイメージして作った固有のオリジナルキャラクターデザインがありますし、二次創作としてこのアニメ(原作)のなかでこういうストーリーがあったらいいなという原作者とは違うオリジナルストーリーがあったりするわけです。
二次創作といっても、単に他人が書いたキャラクターデザインを真似ているだけではありませんでした。
よく見ると、いくつかのアニメの原作者が描くキャラクターとは絵のタッチや線の配置がそれぞれ違っていて、そういう積み重ねの中で生まれ出た独自性というものを1次創作としてのキャラクターデザインに昇華しているわけです。
自分の手でペンを持ち、自分の手で何度も何度も数多の作品のキャラクターを真似て絵を書いている間に、どこにどの様にに線を引けば自分が思い描いた絵になるのかという事を追及して、最終的には自分なりの絵の描き方やデザインを身に着けているわけです。

死体撃ちに追剥してまで自分の食い扶持稼ごうとすると、いずれたくさんの恨みを買って公正取引委員会がすっ飛んでくると思いますので、本社を置いている地域で下品な事をするべきではないと思います。
実際、とある会社さんについて各種方面から黒い噂を聞いておりますし、閉業している弊社ならわかってくれるだろうとわざわざその話をしに来られる方がいるぐらいですから、自覚のある方はそういった下品な行為は慎んでください。

